2019-11-14
西明石のリノベーション工事にて、工事前と完成後の変化について書かせて頂きます。
改修でもここまでできるのかという事を見て頂ければと思います。
まずはリビングです。北側に配置され、唯一東側に窓が1ヶ所ありますが、隣家がくっついているため、うす暗い状態でした。
そこで、建物の南側に移動する事を提案しました。下の写真はその場所の工事前です。
ここも工事前はうす暗い状況でした。ガラス障子、袖壁、垂れ壁を撤去しました。上下の写真は同じ場所の工事前後です。
垂れ壁、袖壁を撤去して、袖壁があった部分に斜めの木(筋交い)を設置し、開放感のある一体的なLDKに生まれ変わりました。奥は対面キッチンとなっています。無垢のフローリング、杉の天井板、白い左官仕上げとなっているので、内観も明るくなりました。家族が集える場として、家族の間と呼んでいます。
南側は東側に隣家がなく、開けて最も明るい良い環境です。この良い面に窓を新設します。南側に窓はありましたが、隣家が近いためあまり良い眺めではありません。しかも、東側に出っ張って押入れがあります。活きた窓とするため、出っ張った押入れを撤去します。(下の写真は工事前と工事後の同じ場所)
台所は北側にあり、間口が1.8m程度と狭く、薄暗い状況でした。(下の写真)
これを、家族の間と隣接して対面キッチンとします。
下の写真の場所に設置します。
上の写真の場所が下の写真になりました。間口2.55mのシステムキッチン廻りにタイルを貼っています。奥に家族の間が見えます。
キッチン前に家族の間と結ぶ装置として、杉の積層カウンターを設置します。
もともと、台所と居間がある部分は洋室としています。お母さんの部屋なので、母の間としています。下は同じ場所の工事前後です。押入れの横に仏壇を置けるようにしています。
ベランダはヒビが入り、雨漏りしている状態でした。ここを防水改修して、手摺を取り換えます。(下は工事前後の写真)
ベランダに面して、息子さんの部屋があります。釣りが趣味なのでベランダに釣り具小屋を増築しています。(下は工事前後の写真)
階段はかなり急でした。元の場所では緩やかにする事が出来ないので、階段を移設しました。
無垢の桧の段板となっています。(下の写真は工事前後)
狭いタイル張りの便所を広げ、杉板張りの便所としました。(下の写真は工事前後)
狭くて冷たいタイル張りのふろを、広いシステムバスにしています。(下の写真は工事前後)
脱衣は狭く、洗面化粧台が設置できませんでした。脱衣を広げ、洗濯機と洗面化粧台の両方が設置できるようにしました。(下の写真は工事前後の同じ場所)
玄関引き戸を取り換えました。(下の写真は工事前後の同じ場所)
外部はカラーベストから平板瓦葺き、外壁はモルタルからサイディング張りに改修しています。北西側外観の工事前後です。
東側外観の工事前後です。
先日1年点検に行ってきました。玄関に入ると杉の木の良い香りがしています。夏が涼しく快適でリビングが明るいと喜ばれていました。
今回は道路に面する長さが少なく法律上建て替える事が出来ない物件でした。
工事前と間取りも全く変わっています。断熱改修も床壁天井をすっぽりと覆って快適な状況になっています。調湿性、リラックス効果の高い自然素材にて覆われ、過ごしやすい家にする事ができました。
他の写真・図面はこちら→リノベーション施工例 一軒丸ごと全面改修~羊毛断熱材 ウールブレスで暖かく~(西明石)
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