2019-07-18
弊社の基礎は外部の立上りとベース(土間)を一回のコンクリートの打設で施工するようにしています。これには理由があります。
①コンクリート打ち放しの美しい基礎とする。
通常は立ち上がりと土間は別々にコンクリートを打ちます。そうするとコンクリートの継ぎ目が見えて汚いので一般的にはモルタル刷毛引き仕上げとして隠します。モルタル刷毛引き仕上げの基礎は汚れた時に汚く見えるので私は好みません。コンクリート打ち放し仕上げは補修がしにくいので工事の際きれいな型枠と高い技術力が必要になります。
②白蟻の侵入リスクを減らす。
一般的には立ち上がりと土間を2回に分けてコンクリートを流します。前述のとおり、打ち継ぎができてしまうので、その継目の隙間から白蟻が浸入する可能性があります。又、モルタル仕上げはコンクリートの上から塗るのでコンクリートとモルタルの間に隙間ができやすくなります。光と風が嫌いなシロアリにとって、格好の侵入経路となります。
といった理由から弊社では外部の立上りとベース(土間)を一回のコンクリートの打設で施工するようにしています。
さて、工事の様子です。
まずは土工事です。スプレーで土の上に建物の外形を書いて、深さを機械で調べながら掘っていきます。
地鎮祭で神社から頂いた鎮め物は建物の中央に埋めています。
鉄筋が組みあがったところです。検査をしています。通常は検査機関の担当者が来て現場検査しますが、弊社は社内自主検査で足りる資格を持っています。これにより、進行がスムーズになり弊社が自主検査が認められているという信頼の証にもなります。
基礎を貫通する配管部分を補強します。
床下を点検できるよう人通口を設け、その部分も補強します。
鉄筋が組み終わった後の全景です。
外周部の型枠を設置します。コンクリートはそのまま仕上げとなりますので、きれいな型枠を使います。
外周と土間のコンクリートを打設して、セルフレベリングという液状のセメントを基礎の立ち上がりの上に流し、平滑にしてから数日間乾かして、外周の内側の型枠を解体し、内部の型枠を設置して、コンクリートを打設した状態です。
コンクリートに埋まって上に飛び出ている金物はアンカーボルトです。
ボルトの位置に合わせて木の土台に穴をあけ、それを基礎に乗せ、アンカーボルトにスクリューワッシャーという金物を付けて締める事により、基礎と木造の建物が一体となります。
セルフレベリングで平滑にしてから数日間乾かして、型枠を外したら基礎の完成です。
外周部の設備は足場を組むまでに配管しておきます。建物ができてからでは工事がしにくいためです。
玄関ポーチと玄関前階段の下地のコンクリートを設置しました。仕上げはタイルとなります。
土台を据えるため大工が基礎に印を入れています。(墨出し)
土台が現場に搬入されました。
土台が組みあがって足場を組みました。次はいよいよ建物全体が組みあがる上棟です。
次回報告します。
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