2019-03-09
西明石で新築工事の建前をしています。構造材は全て兵庫県産無垢材の杉や桧。地産地消に貢献しています。
今回は大工7名。1日で下から上まで構造材を組み上げ、屋根の板(野地)まで張ります。
土台(コンクリートの基礎の上に乗せる木)は前日までに組んでおきます。
まずは1階の柱を建てます。
続いて、2階の床梁をレッカーで吊り上げて、所定の位置まで運び、順次組んでいきます。
2階の床板を張り、柱を建てます。
2階の床板は前もって作業場で手加工しています。床板は一般的に合板が良く使われますが、接着剤にシックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを含んでいる接着剤をべったりと張った製品が多いので室内では極力使用を控え、スギムクボードという無垢材のはぎ板を使います。
屋根の桁や梁の横架材を組んでいきます。
下げ振りで柱の垂直をみて、傾かないよう仮筋交いを留めていきます。
羽子板ボルトなどの金物を付けていきます。
屋根の小屋束を建て、母屋、棟を設置します。屋根の勾配が見えてきました。
1階の屋根と重なる外壁の構造用面材は屋根より先に張っておきます。
ケラバ(屋根の三角部分の外壁から出ている部分)の垂木(屋根を支える木)は予め作業場でハシゴ状に組んでおいて、レッカーで上げて設置します。
通常この部分は母屋という構造材が外壁から出ていてその上に垂木を乗せますが、今回は母屋を出していないので、ハシゴ状に組む必要がありました。その事により、屋根が薄くすっきりしたデザインに見せる事ができると共に、構造材の母屋を露出しなくてすみます。外来種のアメリカカンザイシロアリは少ないながらも神戸でも発生しています。このシロアリは2階から侵入して家の材木を食害しますので、弊社ではホウ酸処理による全構造体処理を標準としていますが、こうする事により母屋をシロアリから守る事ができます。
写真はケラバのハシゴ状の垂木を作業場で組んでいる様子。
順次、屋根の垂木を設置していきます。
垂木の上に屋根の野地板を張っていきます。
今回も無事建前を終え上棟する事が出来ました。
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