2024-11-08
元信です。
竹田工務店(株)では、シロアリ予防・対策に、農薬系の薬剤でなく、ホウ酸を十分に散布するホウ酸処理《人体に無害のボロン・DE・ガード工法》によってシロアリ予防・対策しております。
その【ホウ酸処理】のことが詳しく書かれた書籍をご紹介します。
従来日本で一般的にされてきたシロアリ対策 防腐防蟻処理は、合成殺虫剤処理でした。この合成殺虫剤の有効成分のほとんどが農薬登録されているものだと。しかも、「農薬取締法」では、その製造、販売・使用方法などを厳密に定められていますが、防腐防蟻薬剤はその使用方法になんら規制がありません。
規制がなくて、どれだけ使ったとしても何も問題がなければいいのですが、実際にはいくつかのリスクが考えられています。
リスク①健康被害・・・シロアリ駆除をした後に、体調が悪くなった、吐き気がした、目が腫れた等(独立行政法人国民生活センター Webサイトより)
リスク②効果が持続しない・・・農薬は農地で撒いて、害虫を殺し農薬自体もすぐに分解されるように合成されています。農薬が長持ちしてしまうと、収穫されて流通し、食卓にのぼり、人体に接摂取される可能性があるからです。農薬系防腐防蟻薬剤は、これを有効成分にしているので、その効果は非常に短期間です。業界では、「効果は最大5年間」としていますが、農地では数日間で分解される成分が本当に5年間もつの?でしょうか・・・
弊社が、取り扱いおすすめしているホウ酸系防腐防蟻薬剤を使用した、ホウ酸処理。ホウ酸はホウ酸塩鉱物を精製して得られる自然素材です。
ホウ酸は、農業では肥料として撒かれていたり、目薬の成分として使われていたり、子どもが大好きなスライム作りの原料(四ホウ酸ナトリウムと洗濯のり)であったり、ゴキブリ駆除のホウ酸ダンゴ(ゴキブリの好きな餌に少量混ぜるだけで、ゴキブリは摂取すると死を免れない)などで使われています。
そんなホウ酸は、世界では一般的で、1950年代にニュージーランド世界初、規格化され1980年代には北米で本格的にスタート。今は、欧米オセアニアでは【ホウ酸処理】が一般的です。
日本では、水に溶け出てしまうということがネックで、長い間認定がおりず、現時点では「雨に曝されず、地面に直接接触しない建築用木材」ということで、2011年9月に条件付きで認定されました。
ホウ酸処理のメリットは、
①室内の空気を汚さない安全生
②効果が持続
デメリットは、
ホウ酸は水溶性なので、ホウ酸処理をした木材を雨にあててはいけない
ですので、ホウ酸処理を行う上では、雨対策が必須ですし、雨に当たる木材、土壌に接する木材に使うことは認定の適用範囲から外れます。ホウ酸処理は「非接地、被曝露条件」これを守って施工することによってきちんとした性能を引き出すことができるのです。
ホウ酸処理のキモは、
・高濃度のホウ酸処理溶液で
・たっぷり処理して
・雨にあてないように養生をする
それを熟知した施工者が作業することで、空気を汚さず住まい手に限りなく安全で、効果が持続します。
【合成殺虫剤処理】で、5年に一度数万~十数万の費用をかけて施工を繰り返すか
【ホウ酸処理】で、健康を損なうことなく、5年に一度くらい不具合を確認して修復していくか・・・
施工代金は、弊社でお見積をさせていただきます。一般的に、合成殺虫剤処理よりも、一回の施工代金は高くなると思いますが、5年ごとの再施工は不要なので、トータル的に考えたら、ホウ酸処理のほうが経済的になっていきますね。
弊社の新築では、【ホウ酸処理】を屋根から床したまで散布します。 新築の「防腐防蟻処理」の様子のブログ 是非ご覧ください。
家族の健康とマイホームの健康を両立させて、高価な買い物である家を、家族のためにも環境のためにも長持ちさせたいですね!
ホウ酸が昆虫や菌にのみ厳しく作用するメカニズムは日本ボレイト(株)ホームページで詳しく紹介しています。→ https://borate.jp/borates/
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