2020-10-08
造り付の家具はなるべく大工の手仕事で造ります。
専門の家具職人でないとできないものではなく、大工工事の延長で加工可能なシンプルなものとします。材料は杉や杉積層材に統一して、材料に無駄なく統一感ある木の空間とします。結果、システムキッチンのカップボードよりも安く、良いものができ、LDK全体がまとまった木の空間になります。
まずは食器戸棚です。
こちらはキッチン側からみた食器戸棚です。たくさん収納できると好評を頂いています。建築物と一体にするため製作で作っています。
こちらは食卓から見た様子です。対面キッチン前のワークカウンターの奥に食器戸棚が見えます。
昨今のキッチンは対面キッチンが多く、居間と一体的な空間となっていますので、食器戸棚や調理台をメーカーのシステムキッチンとデザインを合わせたカップボードとするよりも、木の空間の居間と合わせて、大工の木工事でつくった食器戸棚や調理台とした方が異質感がなく部屋としてまとまったものとなります。
なぜかと言うとシステムキッチンは実はキッチンに立った目線から見下ろした近い距離でしか殆ど見る事がないからです。居間から台所を見た際、木のカウンターと木の食器戸棚を見せる方が落ち着いたまとまったLDKとなります。
こちらは大工が食器戸棚を作っている様子です。壁の中に埋まっているので、出っ張りがなく使いやすいものとなります。
次にシステムキッチンの背面にある棚です。電子レンジ、炊飯器、鍋、食材、ゴミ箱などの台所用品を置きます。こちらも、杉の積層材でデザインを統一して、大工で製作しました。
棚は可動棚とし、用途に合わせ高さを変える事ができます。
製作の様子です。
カウンターは傷や汚れが付きにくいよう、ウレタンクリア塗装します。
キッチンの棚の完成の全景です。奥様は以前、吊戸棚がついていたキッチンに住まれていたという事で、それが無くなる事で収納が少ないのではないかと思っておられたようなのですが、逆に使いやすい所に十分に収納ができると、満足されていました。
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