2018-08-17
浴室を解体しました。
当時の浴室は土を埋めて土間や壁にタイルを貼ったものでした。浴室はタイルの目地のスキや割れから水が入りやすく特に腐りやすい場所となっています。ユニットバスが普及するまではたいていの家が同じつくりとなっており、材木が腐っている場合が多く見受けられます。シロアリはこういった部分を特に好みます。
上の写真は2階の隅柱の下部の位置です。建物の角の柱ですので構造上最も重要な部分の一つです。土台、柱の下部はほぼ腐っており、コンクリートの基礎に全く荷重がかかっていない状況となっていました。壁全体として何とかもっている状態で構造としては危険な状態になっていました。
腐った部分を撤去し、土台を入替え、柱の下を継ぎ足しました。継いだ部分の両脇にも木を取付け、既存の柱と継いだ部分を一体化し補強しました。
ベランダの下の天井を撤去しました。
鉄板の上にコンクリートを打って、防水する工法となっていました。この部分は防水が劣化し、雨漏りしていた場所になります。
ベランダの土間を支える鉄板が錆びて腐っている状態となっていました。土間を支える構造材も元々細く、かつ土間を乗せている鉄板が腐っているため、補強する必要があります。
構造材を補強します。
ベランダを支える材木も細かったので、補強しました。
ベランダの土間を支える鉄板の根元は錆びが激しいので錆が少ないところで補強しました。
ベランダの土間までの高さが低いため、鉄板に引っ付けて断熱材を施工しています。結露が発生すると土間の鉄板の錆びが更に進みます。結露が発生しにくいよう調湿効果が優れている羊毛断熱材を採用しました。左奥の壁には構造用面材で補強しています。こちらも調湿効果が優れている内装用のダイライトを採用しています。
次の工程のブログはこちら→増築部分(玄関と2階部分の増築について)
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